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2015年09月28日

まっかな秋

毎日が発見~表紙のはなし~


その名のとおりお彼岸のころ
里山を赤く染めて咲く彼岸花

田んぼや墓地に良く見られるのは
球根の毒性で
動物や虫が土を荒らすのを防ぐために
植えられたという説もあるそうです

観光地にもなっている見事な
群生地に行ったことがありますが

個人的にはあぜ道に並んで咲く
風景に何ともいえない
郷愁を感じます

   by マツモトヨーコ




毎日が発見
  


Posted by あまゆい at 09:10Comments(0)毎日が発見

2015年09月25日

雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ

七十二候だより いのちの暦 [第70回]
第四十六候 秋分 初候
雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ

秋の陽射しは、ありがたいほど透明です。

いいお彼岸でしたでしょうか。

秋のお彼岸は、十五節気「秋分」。
もっとも日が長い夏至を過ぎて
昼と夜がほぼ同じ日が秋分の日。

この日を境に、これから昼の時間が短くなり、
もっとも昼の時間が短い冬至・一陽来復へと
向かいます。

十三節気「立秋」から秋は始まり、
とはいえ、八月ですから、
まだ夏の中にあって秋を迎えたわけです。

そして十四節気、八月の終わりから九月には
「処暑」、暑さが「処=止まる」。
十五節気になると「白露」。
朝晩と日中の気温差が露となって
草木の葉に白く光るようになります。

この十五節気も、締め切りに追われ、飛ばしていましたので、
ここで駆け足で振り返ります。
十五節気「白露」の、初候は、
「草露白 そうろしろし」。
きれいな文字、言葉ですね。



次候は「鶺鴒鳴 せきれいなく」。
雀よりやや大きいという鶺鴒を私はわかりませんが、
どうやら、雀同様、愛らしいようです。

「毎日が発見」の読者の方からいただいたお手紙に
「雀を長らく飼っていた」という便りがありました。
人の手(指?)から餌を食べることをしない雀は
とても飼うことはできないと言われていますが、
きっとうんと小さい時から
飼っていらっしゃったのだと思います。

ちゅんちゅんと、小刻みに鳴き動く雀が室内にいるなんて
とても不思議です。
今月末にお届けの10月号で、ご紹介しています。

そうして、お彼岸ごろまでの末候が
「玄鳥去 つばめさる」。
春から初夏にやってきたツバメが
子育てを終えて、南へと向かうそうです。

ところで、「毎日が発見」で俳句の選者・指導をお願いしています
井上弘美先生から、こんなことを聞きました。
「渡り鳥、というのは冬にやって来て
春に帰っていく鳥を渡り鳥と言います。
春にやって来て秋に帰って行く鳥を、渡り鳥とは言いません」

言われてみると、確かに、いつ来ていつ去っても
渡り鳥では季語になりませんね。
渡って来て去る鳥が渡り鳥なのだと、実は思っていました。



さて、そうして、やっと、第四十六候、初候
「雷乃収声」に戻ります。
雷が鳴らなくなって秋本番に入りますが、
確かに、日の光は透明になり、風は肌に優しく、体の中、
血管まで届くような、ありがたいほどの天の恵みです。

これが秋。どの季節も恵みに満ちていますが、
秋の気候は感謝の気持ちを引き起こします。
高い青空が夜空になると、月が冴えてきたことに
気づいていらっしゃいますよね。

おはぎと、ぼたもち。
おはぎは、お萩、萩の花咲く秋のお餅。
ぼたもちは、牡丹餅、牡丹の花咲く春のお餅。
なんだそうですね。初めて知りました。

秋は新しい小豆だから皮ごと粒あんで。
春は時間が経っているので、濾したあんで。
なのだそうです。

いくつになっても知らないことがあって
うっかり忘れていることもあって
締切りもある!
人生、ときどき、ドキドキ。
今日も、みなさまとともに無事でありますように。

きんもくせいの香りがしてきましたね。


片寄斗史子


毎日が発見

9/27空の日フェスタで
「あまゆいの会」で出店いたします
毎日が発見の既刊号もおもちしますので
立ち読みにおいでくださいませ~


お問い合わせは
「天草を結ぶ会(あまゆい)」
amayui@aromaherb-coo.jp

アロマ&ハーブCOO
090-8419-0669 平方久惠

希望屋
090-9074-9646 中野千惠香
  


Posted by あまゆい at 16:47Comments(0)七十二候だより

2015年09月19日

天地始粛 てんちはじめてさむし

七十二候だより いのちの暦 [第69回]
十四節気 処暑
 
第四十候 処暑 初候
綿柎開 めんぷひらく
第四十一候 処暑 次候
天地始粛 てんちはじめてさむし
第四十二候 処暑 末候
禾乃登 こくものすなわちみのる


十三節気の、初候、次候、末候を終えて、
それきり失礼して、
勝手にお休みをさせていただきました。
すみません。

理由は、
19日(土)を入れて連続4日間ものお休みが、
ちょうど「毎日が発見10月号」の
配送などの日程にかかるため、
通常より短い制作期間のため、
追いつめられていたのでした。

というより、まあ、いろいろありまして。
情けないことですが、
もう、追いつかなかったのでした。

こんなに長くお休みをすると
なかなか復帰が難しいなあとウジウジしていたら、
毎回、進行をしてくださっている方が
「お忙しいとは思いますが、連休の前には配信したいですね」と
何も聞かずにおっしゃったのでした。

それで、原稿を渡さなかったらいけませんね。
というわけで、気を取り直して取り組みます。


地湧金蓮 photo by tieka

お休み中の8月末から9月の初旬は、
十四節気 
初候 綿柎開 めんぷひらく
次候 天地始粛 てんちはじめてさむし
末候 禾乃登 こくものすなわちみのる

綿を包む萼が開き始め、稲が実りの季節を迎えるころは、
暑さも落ち着き万物が改まるとされる時期。
ちょうど秋雨前線が現われ、
大陸の冷たい空気を運んできます。

今年の9月は急に涼しくなり、
七十二候の暦が教えるとおりに
大雨となりました。
みなさまに被害はなかったでしょうか。

そもそも「処暑」の「処」には
「止まる」という意味があります。
暑さが止まるとき、私のお休みも止まり、
ここからが、この節気の好きなところですが、
「万物が改まるとされる時季」。

暦はやはり、いつでも、こうして
改まる、と励ましてくれます。
スッスッと、ものごとを運べない私も、
改まる万物のもと、虫の音を頑張れと聞き、
何があっても暦とともに前を向いて
いかねばと思います。

もちろん、あなたもですよ。


片寄斗史子


毎日が発見

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Posted by あまゆい at 11:34Comments(0)七十二候だより